コロワイドによる買収で「大戸屋」はどう変わった? 「離脱者層」呼び戻しで“がっつり”メニュー投入か(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース
この記事は、和定食チェーンの大戸屋の近年の経営状況と、飲食大手のコロワイドによる敵対的TOBの経緯と戦略について紹介している。記事の要点は以下の通りである。
- 値上げで客離れ:大戸屋は人件費や食材費の上昇に対応するために、18年7月と19年4月に相次いで値上げを実施した。1これにより、特に30~40代男性を中心に客離れが進行し、売上高は18年3月期の約262億円から21年3月期の約161億円に減少した。店舗数も353店から316店に減り、コロナ禍でさらに業績が悪化した。
- コロワイドの敵対的TOB:20年にコロワイドが大戸屋ホールディングスに対して敵対的TOBを実施し、株式の約47%を握った。11月には株主提案が可決され、経営陣が刷新された。コロワイドは大戸屋のブランド力や店舗網を評価し、自社の事業とのシナジーを期待していた。
- コロワイドの戦略:コロワイドは大戸屋の経営改善のために、以下のような施策を行っている。
- 復調傾向:コロワイドの施策により、大戸屋の業績は徐々に回復している。22年3月期の売上高は約245億円と、前年度より約84億円増加した。店舗数も347店と、前年度より31店増えた。コロワイドは今後も大戸屋の成長を支援し、飲食業界のリーダーとしての地位を確立するとしている。