都心の不動産バブルと郊外の住まいの見直し

タレント坂上忍の千葉郊外の土地は2倍に ヤバすぎる不動産バブルで庶民が家を買えない!(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今回は、最近話題になっている都心の不動産バブルと郊外の住まいの見直しについて、日刊ゲンダイの記事を参考にしてお話ししたいと思います。

まず、都心の不動産バブルについてですが、24日に開業した約330メートルの高層ビル「麻布台ヒルズ」は約300メートルの大阪「あべのハルカス」を抜き、高さ日本一となりました。さらに、森JPタワー最上階64階の住戸が1戸当たりおよそ200億円といわれ、不動産価格も日本一になりました。これは、実需で購入する際、リセール(再販価格)を考慮してマンションに資産性を求める人が増えていることの表れだと思います。

しかし、このような高額な不動産は、一部の富裕層にしか手が届かないものです。庶民にとっては、日銀の金融緩和の影響で、東京23区の新築マンション平均価格は1億円を超えており、手を出せない状況です。実際、築40年超の広尾のマンションも相続から10年で倍になっています。これは、不動産アナリストの長谷川高氏がバブルだと考えていることにも納得がいきます。

では、都心で暮らす必要がないなら、どうすればいいのでしょうか。長谷川氏は、資産性を考えずに、自然豊かで子育てしやすい半面、ロードサイドなどに大型店が充実している郊外が見直されてもいいように思うと提案しています。実際、コロナ以降、リモートと出社のハイブリッド型が浸透し、都心偏重だった住まいへの価値観も変わりつつあります。タレントの坂上忍さんも、8年前に購入した千葉郊外の土地価格が2倍になったとテレビ番組で告白していました。

私も、都心の不動産バブルには懐疑的です。将来の価格は景気や金利次第ですし、人口が減っていくことを考えると、都心で高額な不動産を購入するのはリスクが高いと思います。もちろん、都心で暮らすメリットもありますが、それに見合うだけのコストを払うのは難しいと思います。郊外の中古物件や賃貸も、住まいの選択肢として検討してみるのもいいのではないでしょうか。