65歳から「月10万円」の年金を受け取る予定です。90歳まで生きる場合、貯蓄はいくら必要でしょうか？「年金だけ」で暮らしたいと考えています（ファイナンシャルフィールド） - Yahoo!ニュース
老後の生活に不安を感じる人は多いと思います。年金だけで暮らせるのか、どれくらい貯金が必要なのか、など気になることはたくさんあります。この記事では、65歳から毎月10万円の年金を受け取って90歳まで生きる場合、老後を年金のみで過ごすためには現役時代にいくら貯金する必要があるのかを解説します。
- 老後の生活費はいくらかかるのか？ 総務省の統計によると、65歳以上の単身無職世帯の実支出は15万5495円です。しかし、これは一般的な生活費と税金や社会保険料などの固定費の合計であり、想定外の出費や物価上昇などの影響も考慮すると、月20万円、場合によっては30万円近くかかることもあります。
- 年金だけで暮らすにはいくら貯金が必要なのか？ 仮に、65歳から90歳まで毎月平均20万円の支出が発生するとしましょう。25年間で合計6000万円かかりますが、毎月10万円の年金が支給されるため実質的に必要なのは3000万円です。つまり老後は年金収入のみで生活しようと考えると、現役時代に最低でも3000万円程度貯めておく必要があるといえます。
- 貯金の目標額はどうやって達成するのか？ 3000万円という金額は決して小さくありません。現役時代にどれくらいの収入があっても、貯金をするには計画的な家計管理が必要です。まずは自分の収入と支出を把握し、無駄な出費を減らし、貯金に回せる金額を増やすことが大切です。また、貯金をするだけではなく、適切な資産運用を行うことも重要です。貯金を銀行に預けておくだけでは、利息が低いために資産が増えません。株式や投資信託などの金融商品に分散投資をすることで、リスクを抑えつつ資産を増やすことができます。
- 年金だけで暮らすのは現実的なのか？ 年金だけで暮らすことは可能ですが、それには現役時代に十分な貯金をする必要があります。また、年金制度は将来的に変更される可能性もあります。年金の支給額が減ったり、支給開始年齢が上がったりすることも考えられます。そのため、年金に頼らずに自分で老後の資金を確保することが望ましいといえます。定年退職後にパートやアルバイトなどの副業をすることも一つの選択肢です。自分のスキルや趣味を活かして収入を得ることで、老後の生活を充実させることができます。
老後は年金だけで暮らせるのか、という問いには一様な答えはありません。自分のライフスタイルや将来の目標に合わせて、現役時代に貯金や資産運用を行い、老後の生活に備えることが大切です。この記事があなたの老後の貯蓄計画の参考になれば幸いです。
