生活保護受給者のペットや車の保有について

隣人が「生活保護」を受給しているそうなのですが、「ペット」と「車」を所有しています。これって正当なんですか?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース

このブログ記事では、生活保護受給者がペットや車を所有していることについて、法的に問題があるのかどうかを考えていきます。生活保護とは、資産や能力などすべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、健康で文化的な最低限度の生活を保障するための制度です。生活保護の受給要件としては、自身や世帯員の持つ資産や能力などあらゆるものを活用してもなお最低生活費を満たせないことがあります。そのため、生活に利用されていない土地・家屋などがあれば売却等し、生活費に充てる必要があります。

では、生活保護受給者がペットや車を保有している場合はどうなるのでしょうか。まず、車については、原則として保有が認められません。しかし、障がいがある方や、公共交通機関の利用が困難である地域に住んでいるといった方が、通勤などに必要である場合は、例外として認められることがあります。次に、ペットについては、基本的には飼っても問題ありません。生活保護では一切の娯楽や癒やしが禁止されているわけではなく、ペットの飼育を制限する規定もないからです。ただし、ペットの飼育にかかる費用が、生活保護費に上乗せされることはありません。餌代や医療費などは、支給される生活保護費の範囲内で支払うことになります。

このように、生活保護受給者がペットや車を保有している場合、生活保護において認められる範囲内で、かつ支給される保護費でやりくりしているのであれば、問題はないと思われます。しかし、生活保護を不正受給しているかもしれないと思ったら、どうすればいいのでしょうか。次のページでは、その方法について紹介します。