スズキ、スイフトを7年ぶりに一新。よりスタイリッシュに燃費も向上(ドライバーWeb) - Yahoo!ニュース
今回は、スズキが7年ぶりにフルモデルチェンジしたコンパクトカーのスイフトについて、その特徴や装備、価格などをご紹介します。スイフトは、2000年に軽乗用車のKeiのパーツを使用した初代モデルが誕生しましたが、スズキではより本格的なコンパクトカーとして開発した2004年発売のモデルを初代としており、新型は4代目となります。1新型スイフトは、歴代スイフトで培ってきたデザイン性や走行性能に加えて、安全装備や利便性の高い装備が充実しています。デザインと走りに「クルマと日常を楽しめる」という新たな価値を加えた点がポイントです。2以下に、新型スイフトの主な魅力をまとめてみました。
- 新開発のエンジンとCVTで燃費性能を向上:新型スイフトは、直列4気筒1242ccのK12C型から新開発の直列3気筒1197ccのZ12E型にエンジンを変更しました。燃費を重視したユニットで、出力は若干低下しましたが、低速から滑らかに上昇するトルク特性とし、街乗りでの軽快感にこだわって開発されました。3組み合わせるCVTも新開発し、静粛性と燃費性能に貢献しています。4燃費はマイルドハイブリッドのCVT車で24.5km/L(先代は21.0 km/L)を実現しました。5さらに、スズキでは国内で初めて設定したマイルドハイブリッドの5速MT車では25.4 km/L(先代は21.8 km/L)の燃費をマークしています。6
- 空力性能の向上とボディの剛性向上で走行性能を高める:新型スイフトは、バックドアサイドスポイラーの採用やフロントタイヤへの空気の流れを最適化したフロントストレイク(ストレーキ)、フロントバンパー、ホイール形状を最適化したことによって、先代スイフトより空気抵抗を約4.6%低減しました。コンパクトカークラストップレベルの空力性能を実現しました。7また、ボディの高張力鋼板の使用範囲拡大や構造用接着剤の採用によって、剛性を高めたことで操縦安定性や乗り心地を向上させました。8
- 先進安全装備や利便性装備が充実:新型スイフトは、先進安全装備として、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートⅡを採用しました。画角や検知エリアを拡大し、検知対象に自転車や自動二輪車を追加しました。9交差点での検知にも対応しています。10前後バンパーには超音波センサーを装着し、低速時ブレーキサポート(前進・後退)を採用しました(5速MT車を除く)。11最上級グレードのハイブリッドMZにはハイビームの照射範囲を制御するアダプティブハイビームシステムや電動パーキングブレーキ、停止保持機能付きのアダプティブクルーズコントロールなどを装備しました。12また、スズキでは初採用となるドライバーモニタリングシステムや9インチ大型ディスプレイオーディオ、ワイヤレス充電器など、利便性の高い装備も充実させました。
- 印象に残るデザインと豊富なボディカラー:新型スイフトは、ボディ全体のラウンドした動きを表現したスタイリングと外側に張り出したフェンダーの組み合わせによって走りをイメージさせる造形にしました。リヤは台形フォルムとして安定感のあるたたずまいを表現しました。13インテリアはインパネとドアトリムをつなげてドライバーとクルマの一体感をアピールしました。14新色のフロンティアブルーパールメタリックはスズキの本拠地、浜松の空や海を象徴したカラーで、スズキ100周年を機に開発が行われた特別な色です。15ボディカラーは全13色をラインアップし、2トーンルーフのバリエーションも用意しました。
以上が、新型スイフトの魅力についての紹介でした。新型スイフトは、デザインと走りに「クルマと日常を楽しめる」という新たな価値を加えたコンパクトカーです。価格は172万7000~233万2000円となっています。16スイフトスポーツは1年後をめどにフルモデルチェンジが行われるのでしょうか?17期待して待ちたいですね。新型スイフトに興味のある方は、ぜひ試乗してみてください。