鰹節のような胴体が特徴の電動旅客機「ERA」、フランスのスタートアップが開発

8発プロペラ! 超異形「19人乗り旅客機」を手掛ける企業、仏機関から表彰 ユニークなのは胴体も(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

こんにちは、航空ファンの皆さん。今回は、フランスのスタートアップ企業AURA AEROが開発中の電動旅客機「ERA」についてご紹介したいと思います。この機体は、なんと言ってもその独特の胴体形状が目を引きます。円筒形ではなく、平行四辺形に近いエッジの効いたデザインで、横から見ると鰹節のような形をしています。この胴体は、空気抵抗を減らし、燃費効率を高めるためのものだそうです。では、この「ERA」の特徴を詳しく見ていきましょう。

  • ハイブリッド電動推進:「ERA」は、8発のプロペラを備えたハイブリッド電動推進システムを採用しています。離陸時には電動モードで飛行し、低騒音化を実現します。巡航時には、燃料電池バイオ燃料などの環境に優しいエネルギー源を利用します。将来的には、完全に電動化することも目指しているそうです。
  • 19人乗り、900海里の航続距離:「ERA」は、19人の乗客や1.9tの貨物を搭載できる小型旅客機です。航続距離は900海里(約1670km)で、地域間の移動に適しています。また、翼幅は18mとコンパクトで、小さな空港や離島などにも着陸できるとのことです。
  • 短距離離着陸性能:「ERA」は、短距離離着陸(STOL)性能にも優れています。800mの滑走路で離着陸できるということで、これは一般的な旅客機の約半分の距離です。このことにより、より多くの地域にサービスを提供できる可能性があります。
  • 2026年の初飛行、2028年の就航を目指す:「ERA」は、現在開発中の段階ですが、2026年に初飛行を行い、2028年には商業路線に就航することを目指しています。AURA AEROは、この機体を通じて、航空業界の革新と持続可能性に貢献したいと考えているそうです。

いかがでしたでしょうか。鰹節のような胴体が特徴の電動旅客機「ERA」は、航空ファンにとっては非常に興味深い機体だと思います。この機体が実際に飛ぶ日が来るのが楽しみですね。